賃貸物件は築年数で家賃が大きく変わるのが一般的です。
築年数が古くても定期メンテナンスが施工されていて、安全性が維持されている場合は、家賃が高く設定されています。
古いことが必ずしもデメリットとは限りません。
チェックポイントをおさえて、限られた予算内でも有効活用できる賃貸物件を探しましょう。
賃貸物件の築年数が新しい場合のメリット
新築もしくは新築同様の賃貸物件は、設備機器類が新しいので、故障や損壊のリスクが極めて低いのがメリットです。
賃貸物件に入居しているときは、自己負担の修理や修繕の必要がなくても故障や損壊による立ち合いが必要になると、手間になります。
修理や修繕のリスクが少ないことも、新築物件の魅力です。
賃貸物件の築年数が古くても安心して暮らせる条件
築年数が古くても、しっかりとした構造体が維持されていれば、耐久性の面では問題がありません。
新耐震基準ができる前に建てられた物件でも、耐震工事が行われているか不動産会社に確認しておけば安心です。
また建物の内外の掃除が行き届いている物件は、オーナーの管理も行き届いているということなので安心材料の一つとなります。
リフォームが施され、内装や設備機器類が新しく交換されていれば、安い家賃で新築同様の快適さを実現できます。
築年数の古い賃貸物件のチェックポイント
建物の内覧時にはどこをチェックすれば良いのでしょうか。
建物の基礎や構造までは素人でチェックするのは難しいので、自分でチェックできる何点かをご紹介します。
オーナーまたは管理人の管理に対する意識を知る上でも、エントランスや共有部分などの掃除が行き届いているか必ず確認しましょう。
また建物の外観は劣化が目につきやすいところですので、外壁にヒビや剥がれなどがないかチェックしましょう。
室内においては、水回りが最も劣化しやすいと言われているので、キッチン、お風呂、トイレなどはよく確認してください。
フローリング、畳、壁紙も劣化が目に見えるところなので、リフォーム済みであると嬉しいですね。
築年数よりも、建物の構造体がしっかりしているか、メンテナンスがきちんとされているかが重要であると言えます。
築年数の浅い賃貸物件のチェックポイント
新しい物件だからというだけで選んでも大丈夫なのでしょうか。
新築してから数年しか経過していない割に、古く見える場合があります。
例えば壁紙が劣化している場合などは、汚れやすい住まいの可能性が高いということです。
湿気対策が困難な間取りだと、壁紙が汚れやすくなります。
結露が発生しやすい環境は、壁紙が汚れるだけでなく、はがれやすくなるリスクもあるので要注意です。
またエントランスや共有スペースが乱雑で汚れていたら、それは管理人のメンテナンスが行き届いていないということかもしれませんので、注意が必要です。
まとめ
耐震基準に問題なく、管理人のメンテナンスが行き届いている物件ならば、築年数の経った物件は価格の面からも魅了的です。
さらに内装リフォームが施工されていれば、気持ちよく住むことができるでしょう。
ここに挙げたチェックポイントなどを参考に、実際の築年数だけにとらわれない賢い住まい探しをしてくださいね。